2009年11月7日土曜日

TwitterやFacebookに続くWebサービスは企業内で活かせるか?

 鈴木信一氏の『800字を書く力(祥伝社新書)』によると、文章は書き出しの一文を書くことができれば、文章は自然と書き続けることができるとのことである。私は思わず「なるほど、確かにそうだ」と一人電車の中で膝を打つ思いだったが、皆様はどうだろうか?

 この本を読んでいて気づいたのだが、多くの文章の書き出し方にはパターンがあるように思う。そのパターンによって、文量が決まってくるようである。私は大体4つのパターンに分類できると考えている。「A.読み手への問いかけ」、「B.自分の感想」、「C.出来事の紹介」、「D.風景の描写」といった具合である。AやBのパターンで書き始める時は長い文章、CやDのパターンの時は短い文章となる傾向が多いように思う。私は長い文章と短い文章の区切りは400字程度が境になるかと考えている。こう書くと「この文章はどのパターンだ?」と思った方は、どうぞもう一度先頭から読み直して頂きたい。とは言え、「読み返すのが面倒」という方がほとんどだろう。そういう方のために書いておくが、この文章はAのパターンで始めている。

 さて、本ブログではEGM、すなわち企業内において従業員が自由な情報発信ができるメディアについての考察をテーマとしている。

 企業内で書かれる文章の多くは、結論や事実から書かれることが多い。それは自由な情報発信のための文章でも同様の傾向が強いように思う。企業は合理的で効率を重視する組織であるから、その中にいる従業員が文章を書くとそのような構成になるのは自然なことなのかもしれない。先のパターンでいうところのCまたはDの短い文章が多いということであるが、企業内で利用されるにあたってメディアにはもう一つ、効率性も求められる。日々業務に追われているビジネスパーソンは効率よく読めるに越したことはない。とするならば、EGMに求められるのは、短い文章を効率よく読んでいく様な仕様なのだろう。

 そういう観点で社内SNS/Blogや社内Twitterを見るとなるほど確かにそういう仕様になっている。これらは、日々の考えや雑感などがサッと短く書かれたものを、気になる人物をリンクすることで効率的に読めるようになっており、忙しいビジネスパーソンでも、利用しようと思えばし易いようになっている。

 今後、インターネットの世界では、まだまだ新しいサービスが登場することだろう。もしそれが「短い文章を効率よく読んでいく」ことができる類いのものであるのなら、企業内でも活かせるかもしれない。


枝松利幸

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